MBRとBPBの文字化け修復 

 症例: Windows98の10GB起動ディスク。Windows上ではドライブが認識されないが、救出ツールでは
何の破綻もなく救出される。
ブート部の障害と推定し、DUMPしてみると、セクターアドレス0hは下図。文字化けしている。

1Ch行目のパーティションの開始・終了もおかしい。これだと100013Fhから131315Ehとなってしまう。

セクターアドレス3FhのFAT32のBPBは下図。

これも文字化けしている。

セクターアドレス54hのBPBのバックアップをみるとこれは正常のようである。


修復作業:
 FDISK/MBRでMBRを修正し、54h〜56hを3Fh〜41hにパッチ。
BPB2MBR2.EXE(松田利昭氏のシェアウエア)でパーティション情報を修正。3Fh〜131305Ehとなる。
これで2台目ディスクとしては認識され、中のファイルも正常に見えるようになったが、まだ起動できない。
愛用のNDDで残ったバグを退治すると、FATとディレクトリ情報が少々修正され、これでめでたく起動成功。

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