Norton Disk Doctorの使い方例
―マウントしないWindows FDの救済―
NDD自体がハングしてしまう場合でも、救出できる場合があります。

  作業No.2M079
症状 フロッピーを入れても、「FDが入っていない」と出てファイル操作ができない。
内容はすべてエクセル(xls)ファイル

NDDも作業拒否する。
対応 詳細情報
1. 予めフォーマットした新しいFDにMagic Copyで不良原本のバックアップを取りながら不良個所を特定する。
ためしにもう一枚DSKCPY.exeでもバックアップしてみる。
2HD(1.25MB)
セクター5、907読み取り不良
バックアップは既に読取り可能になっている。内容は:
ファイル名@@@@@@@@.@@@、容量 1,052,689KBと表示されるエラーファイルが32個と、正常なxlsファイル14個。
(DSKCPY.exeではxlsが4個と内容のないファイルが2個であった)
2. バックアップFDから、不要な@@@@@@@@.@@@ファイルを全て削除した後,NDDでディスクの診断を行う。 DOS/VのWindows98環境のNDDではブートレコードプログラム無効で、修復を実行すると、次のステップで画面が切れてしまう。
(最初の数トラックをバックアップし直して、)NEC PC9801のWindows95環境のNDDではトラブルが起きない。フォルダ構造、ロストチェーンが修復され、File0000._dd〜File0012._ddまで13ファイルが復元する。
3. 復元したファイルの拡張子_ddをxlsに変えてエクセルで開いてみる。 File0000._ddのみ、開かない。(エディタで見るとファイル中に虫食いがありセクタ907にかかっているのかも)が、残りは全てエクセルファイルとして正常に開く。
4. この事例の教訓
読み取り不良箇所は通常フォーマットで埋めてからNDDを使うこと。
@@@@@@@@.@@@は削除してから、NDDを実行すること。
Floppy driverが3mode で働いているかどうか、1.25MBの時はご注意。
用語 NDD: Norton Disk Doctor/ DSKCPY: Logitec社のDisk Copy Tool

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