Casioword標準形式FDのサルベージ
Simple is best

  作業No.2M028
症状 新しいFDなのに読み出せなくなった。自分のどの操作が悪かったのかわからない。
対応  詳細情報
1. MCでバックアップを取る。@
カシオ標準文書形式2HD/1.25MB/MS-DOS形式に準拠
フォーマットの不良個所:00-1

2. @FDをNDDにかける。重大なエラーはない。
@をRTCで見ると、90文書位の内約1/3がロックされていて、文書名が「誓誓」となっている。ただしサイズや日付は正しく表示されている。
@のFile内容をMifesで調べる。→詳細情報
Root DirectryのFile List
filename.cso 文書リスト(文書名とファイル名を対応づけているファイル。文書リストらしい規則正しいデータの並びの後半が~@に侵食されている。MCがスキップした部分(00-0)らしい。正常なブロックの数を数えると、50個くらいあり、大体読める文書数分である。
text0000.cso

text0093.cso
文書データの実体
rootdir0.cso
フォルダ
subfile.cso(サブディレクトリ、使っていればルートと同じ構造、未使用なら空白文字^@のみのFile)が入っている。
3. 1)ハードデスクに(40字の全角空白+改行)×60行のテキストを作り、複写で増やしてファイル名を00.txtから99.txtとする。A
2)新しいFDをRTCでカシオワード標準形式2HDに初期化する。B
3)RTCでAをカシオ文書に変換してBに収める。B'
4)@のtext0000.cso〜text0093.csoをB'にコピーする。B'
1)の注: ダミーがいつも40字×60行なのは、このダミーtextをあらかじめハードディスクに用意してあり、それを使っているのです。


4)の注: 当然、B'のfilename.csoを@にコピーしても同じ。
4. RTCでB'を見ると、文書名は00〜99だが、ロックは外れており、サイズや日付は元の@のものが表示されている。もちろん全ての文書が読める。 @とB'のファイルサイズと日付情報と手がかりに照合すればどれがロックされていたかも究明できる。
使ったツール
MC:Magic Copy, NDD:Norton Disk Doctor, RTC:Rich Text Conveter, Mifes

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