ビジネス書院文書全文書削除の復活
―INDEXファイル内に立ち入った修復の例―
(Final Data使用例)
ビジネス書院はMS-DOS形式なのでFinal Dataが使えます。

  作業No.2M017 詳細情報
症状 書院の全文書削除をしてしまった。当然リッチテキストコンバータで開くと文書がない。 不良個所がある場合はMagic Copyしてからやる。
対応  
1. Final Dataで書院FDのBangouフォルダとNameフォルダにあるファイルをフォルダごとハードディスクに復活する。
復活したファイル名を#00は100, #01は101, #02は102....というように順に付け替える。INDEXファイルは変更しなくてよい。
Final Dataでは削除ファイルの復元は含意されているが、念のためゴミ箱の中からも回収する。
書院の文書ファイル名は100から始まる3桁の番号になっており、削除ファイルはその1桁目が#に置き換わっている。
2. ハードディスクにダミーのテキストファイルをBangouやNameフォルダーから復活した文書数と同じだけ作成する。
文書の内容は自由だが名前は00.txt, 01.txt, 02.txt....のように順を追って付けると処理に便利。
3. 以下の作業はBangouフォルダとNameフォルダ内の処理は同じ
Nameを例にとると、書院の初期化直後の文書フロッピーのNameフォルダに、Final Dataで復活してファイル名を書き換えたファイルをコピーする。
4. リッチテキストコンバータで、AのダミーファイルのNameフォルダ分を別の新しい書院文書FDに変換する。
5. テキストエディタでBの文書FDのNameフォルダにあるINDEXファイルをCで出来たFDのNameフォルダ内のINDEXファイルと同じ内容に書き換える。(コピーすればよい)。
すなわち、ダミーのテキストファイルを書院に変換し、そのINDEXの内容を復元したい文書FDの方のINDEXに上書きする。
注意事項:INDEXはフォルダー毎にあるので間違えないように。
コピー前には
100       101        102         103
104      105        ・・・・・
と空白だったところが、
100#0#0!!!!!!!!!!!!!!!!011221101#0#1!!!!!!!!!!!!!!!!011221
102#0#2!!!!!!!!!!!!!!!!011221103#0#3!!!!!!!!!!!!!!!!011221
104#0#4!!!!!!!!!!!!!!!!011221105#0#5!!!!!!!!!!!!!!!!011221
・・・・
となる。

これは結局、ファイル名・文書名・日付(?)であるから、手入力もできないことはない。
6. 自在眼で文書が読めることを確認する 文書が読めました。
復活ファイル数34,その内書院で読める文書数31.

ところで、この結果を受け取ったユーザーから、文書数が全然足りないとのクレーム。
今度は、同じ作業を
Norton UnEraseWizardでやってとみると、なんと復活ファイル数290、その内書院で読める文書数100であった。この詳細は別途記述する予定。

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